差別してるのはどっち?
子どもがいるひとも、いる。
子どもがいない人も、いる。
どっちもその人の生き方の中で存在した一つの事実。
もちろんどっちが上でどっちが下、ということも無い。
それなのに。
会社の同僚で尿管結石になった男性がいて、どういう話の流れからか、「これ、陣痛ぐらいの痛さって言えるかなー」とか言い出した。
痛みは個人の感覚にもよるしなーと思ってると、反対側の席にいた女性がスクッと立ち上がり、「それは、子どものいない私に対するいやがらせですか!」と叫んだ。一同沈黙。男性は「いや、そんなつもりでは…」と驚いて、声も出ない様子だった。
なんだか、釈然としない。
彼女は長年付き合ってる人がいるが、結婚するわけではないらしい。
【それはそれで良し】
彼女は、一時期、子どもくらい産んでおけばよかったと後悔したこともあるらしい。だが、それを乗り越え今に至る
【それは、本人の問題】
結局自分で選んだ人生なのに、他人の言葉をゆがめて受け取り、自分は差別されてると感じる。それって、彼女自身が、自分で自分を差別してるんじゃないかなーと思う。
周りの人間は、既婚者とか子持ちとか関係なく仕事のできるひとりの人間として「差別意識」なんてサラサラなく、彼女のことを見ていたので、そしてくだんの発言も、差別してないからこそ、ヘンに気を遣わずなされたことなのだけど…
案外、差別してるのは、自分自身ということもある。
こういうモヤモヤが多くて困る。